ハナミズキとヤマボウシはそっくりさん?
梅雨の合間の晴れ間には出来るだけ歩く!
昨年大病を患ってから、「歩く」を大切にしています。
季節が変わる度によそ様の庭に咲く花に目を奪われます。
今の時期、春爛漫に咲いていた花たちは姿を消して、
緑の葉っぱも勢いよく茂って、まさに【深緑の季節】です。
あちこちをキョロキョロ眺めながらのそぞろ歩きは、
最高に心を癒されるのです。
名前を知らない花、とってもよく似ているけれど違う花、
見分けのつかない花~いろいろな花に出会います。
ハナミズキとヤマボウシの相違点
今、濃い緑の葉っぱの中で白い花が際立って美しいヤマボウシ!
ハナミズキと兄弟姉妹のようによく似ています。
ほんとうに、ソックリさんでしょう!!
今日はハナミズキについて書いてみます。
ハナミズキ
歌手一青窈さんの歌で有名な「ハナミズキ」は、
日本人が桜を愛するように、アメリカではハナミズキが
最も人々に愛される花の1つなのだそうです。
ハナミズキの由来
明治45(1912)年、当時の東京市長・尾崎行雄氏が
アメリカ・ワシントン市の親日家たちに桜の苗木を送った
返礼として、大正4(1915)年にハナミズキが日本に
送られてきたのだそうです。
白いハナミズキ
ピンクのハナミズキ
春になり、観賞の対象となっている花は、本来の花弁ではなく、総苞片(そうほうべん)と呼ばれる色づいた花のつけ根の葉っぱです。
花のように見えますが、この総苞片をたくさん付けた姿がハナミズキの花の正体!
本当の花は、この総苞片に守られるよう中心に密集して咲いています。
そのために観賞期間も長く、秋の紅葉や赤熟した果実なども楽しめます。
自然に樹形が整う木でもあり、一年を通して楽しめるハナミズキは、
街路樹や、誕生木、公園樹、家のシンボルツリ―などとして人気の高い樹木です。
南は沖縄、北は北海道まで日本中で咲く花ですが、
北海道北部での冬越しは難しいといわれています。
「ハナミズキ(花水木)」の花言葉は、
「華やかな恋」
「私の思いを受けてください」
ハナミズキの基本情報
学名:Benthamidia florida
別名:アメリカヤマボウシ
科名:ミズキ科
分類:落葉高木
原産地:北アメリカ
大きさ:背丈2.5~5.0m(10m)、
横幅3.0~4.0m(7m以上)、葉6~10cm(対生)
主な見所:花(4~5月)
実(10月)、紅葉(晩秋)
こうして並べてみますと、白いハナミズキとピンクのハナミズキが
同じ仲間とは思えない気がしますね!