ハナミズキの仲間*ミズキ科の植物たち その①
ミズキ科の植物たち
ハナミズキとヤマボウシの関係を調べていて多くの不思議を知り、
多くの知識をえました。
✿ミズキ科(みずきか、Cornaceae)
・特徴 高木、低木、また一部は多年草。
・子房下位でがくは子房に合生、花弁は3–5枚。
・ハナミズキなどでは頭状花序が総苞で囲まれ1つの花のように見える。
・主に北半球の温帯、若干が熱帯や南半球に分布する。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
◆ミズキ科の植物たち
・アオキ ・サンシュユ ・ハナイカダ ・ハンカチの木 など。
【ミズキ】
漢字表記 ミズキ(水木)
学名 (Cornus controversa)
ミズキ科、ミズキ属、落葉高木。
別名 クルマミズキ(車水木)
【ミズキとは】
北海道から九州までの低山や原野に自生している落葉樹です。
根から水を吸い上げる力がとても強いため、春先に枝を切ると
水が滴り落ちることからミズキ(水木)と呼ばれるようになったそうです。
ミズキの果実は直径6~7mmで、8月に黒紫色に熟します。
先端に花柱の跡が残っていて、果実の表面には溝があるのが特徴です。
水辺の公園でに緑陰樹や街路樹として植栽されることが多いです。
【ハナミズキ】
ハナミズキ(花水木)
学名:Cornus florida)
ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属
落葉高木。
別名、アメリカヤマボウシ
【ハナミズキとは】
その昔、ハナミズキは「アメリカヤマボウシ」と呼ばれて植物園に植栽されている程度で一般的ではありませんでした。
近年ではハナミズキとして広く庭園や街路樹などとして植栽され、よく見かけるようになりました。一青窈さんの歌にもなっています。
アメリカの東部海岸からメキシコにかけて分布します。ワシントンのポトマック河畔に植栽されているソメイヨシノの返礼として日本にもたらされたことは有名です。
ハナミズキの果実は、開花後の秋、10月頃にむけて赤い実をつけて、晩秋には紅葉を楽しむことができます。 紅葉の見頃は早く10月中旬~11月上旬です。紅葉が終わるまで長期間楽しめる花です。
【クマノミズキ】
クマノミズキ(熊野水木)
学名:Swida macrophylla)
ミズキ科ミズキ属
落葉高木。
【クマノミズキとは】
クマノミズキは本州、四国、九州に分布する落葉の高木です。
三重県熊野地方に生育しいているミズキということで和名がついているように、
近畿以西に多く分布しています。
ミズキは水分を多く含む、という意味がありますが、生育には当然水分を必要となるので、谷沿いなどの水分条件の良好な場所に生育しています。
生長が速くて、条件がよい場所では1年間に1m以上も生長するといわれています。
クマノミズキの果実は、直径約5mmほど。果柄はすこしずれた対生に分岐し、果実は緑色のものと黒色に熟したものが混ざっています。
【ヤマボウシ】
ヤマボウシ(山法師、山帽子)
学名 Cornus kousa)
ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属
落葉高木。
【ヤマボウシとは】
葉っぱが深緑に育った後で咲き、白い花(総苞)を上向きに多くつけて咲きます。
花はシャープな印象があり、楚々とした上品な感じの花です。
よく似ているハナミズキより野趣があります。
成長はゆるやかで、樹形が自然に整いやすく紅葉も美しい。
果実はブドウ粒大で甘く、ジャムなどに加工されています。
秋の紅葉とともに、年間を通じて楽しめる木です。