梅雨の合間の晴れ間、散歩で出会ったアスナロ
梅雨の合間の晴れ間
いつもの10倍以上の働きをしました。
そして、100倍以上の疲れを感じました。
それでも、お日様がもったいなくて
トコトコと散歩に出掛けました。
春先から徐々に咲いていた花の姿は消え、
葉っぱが勢いよく茂っていて、
それはそれで美しいものです。
実家の庭で背高ノッポ競争をしていたアスナロ!
まだそれほど大きくはなかったですが、
懐かしく近寄ってみました。
何だろう?
葉っぱの先に可愛い物体があります。
実のようでもあるし、
季節的には花なのでは?
帰宅して、早速ネット検索です。
アスナロとは、
北海道南部から九州大隅半島まで広い範囲に分布する、
常緑針葉樹。
葉はヒノキに似ていてヒバ(桧葉)と呼ばれています。
ヒノキよりも葉は大きく、葉の先端は尖っていないのが特徴。
また、葉の裏側にある白い模様(気孔帯)も特徴で見分けやすい。
多くの枝が分岐しながら広がるので、ピラミッド型の樹形になります。
アスナロという名前!
葉の厚いヒノキ、気高いヒノキという意味があるのだそうです。
漢字表記は、「明日檜」とか「翌檜」。
名前の由来としてよく知られているのは、
「明日はヒノキになろう!」という説が好まれています。
また、材木としてもヒノキよりも安いアスナロを人間に例えられて、
「今はダメでもいつかきっと成功してみせるぞ」
という人生訓に使用されていますが、
アスナロが成長しても決してヒノキになることはないのです。
この俗説から、文学作品ではヒノキになりたくても決してなれない哀れな木として扱われています。
ちょっぴりお気の毒なアスナロですね。
アスナロ 明日檜、翌桧、羅漢柏、ヒバ
【分類】ヒノキ科 アスナロ属 針葉樹 高木