夏の「そうめん」薬味いろいろ おいしさ倍増!
そうめんの薬味の役割って?
そもそもそうめんに必ず付いている「薬味」って必要なのでしょうか?
そうめんと麺つゆだけでは淡泊で味気なく物足りなくなっちゃいますよね。
例えば、ネギやショウガなどの薬味を加えることで料理に薬味の味と香りが加わってさらに味わい深くなります。薬味を添えたり、上に乗せたりすることで彩りがよくなり、豪華で美味しそうに見える効果があります。
また、魚や肉の臭みを取り除いてくれる作用があります。
刺身の薬味のワサビ、ショウガ、ニンニクも効果が期待されています。薬味の役割は、
「料理の味や風味、彩りを引き立てる効果」に加えて、
「魚や肉の臭みを取る」ということになります。
そもそも薬味とは、
料理に独特の香りや辛み、酸味ポイントになる味を加えてくれる香辛料や香味野菜のことをいいます。少量でも料理の味を引き立ててくれる効果があり、料理の脇に添えられていることが多いです。
そうめんの薬味の種類は、定番から変わり種まで、ところ変わればで数えきれないほどあるようです。
定番のネギ、ショウガ、ミョウガ、大根おろし、もみじおろし、オクラなどなど~。
わたしんちの「そうめんの薬味」、きわめて普通なのですが書いてみます。
●最も定番の小ネギ(細ネギ)
ネギにも種類が多くあり、葉ネギ、長ネギに大きく分かれます。
関東地方では「長ネギ」=「白ネギ」=「根深ネギ」が主流。
関西地方では「葉ネギ」=「青ネギ」が主流なのだそうです。
わたしんちの「そうめんの薬味」の青ネギは、
万能ネギと呼ばれるものです。
小ネギ(細ネギ)の1種で、福岡県で栽培されているブランドネギのことだそうです。独特の風味と日持ちの長いのが特徴で薬味だけでなく、煮物や炒め物に使われているそうです。(実は、この記事を書くために調べていて初めて知りました。)
そうめんの薬味に外せないネギです。
●ショウガ(生姜)
ショウガは世界中で最も利用される香辛野菜のひとつです。
原産地は熱帯アジアで各地で栽培されています。
独特の香りと辛みが食欲をそそりますので、広く香辛料として使われています。
また血行を促し体を温めてくれますので、薬用として利用されています。
収穫時期によって、葉つきの若い根茎を利用する、筆ショウガ、葉ショウガ、霜が降る前に収穫する根ショウガに分けられるそうです。
日本での主な産地はダントツ高知県が1位で、続いて和歌山県、千葉県、熊本県、宮崎県といわれています。
ショウガも絶対に欲しい薬味ですね!
●大葉(青じそ)
シソ科シソ属の植物。
シソは中国が原産地で、各地で広く栽培されています。
「青じそ」と「大葉」は同じ植物です。
「青じそ」は植物名で、「大葉」は商品名なのだそうです!
小さく刻んで薬味にしたり、冷ややっこやサラダのトッピングに最適です。
何とも言えない豊かな香りとさっぱりした後味はもちろんその鮮やかな緑色は食卓を彩どってくれます。
大葉(青じそ)も外せないです。
●ラッキョウ
ネギ属の多年草、別名 「オオニラ」、「サトニラ」
原産地は中国、ヒマラヤ地方です。
特有の強い匂いと辛みがあり、この匂いはニンニクやニラと同じアリル硫化物です。
鳥取県(鳥取砂丘)、福井県(三里浜)、鹿児島県南さつま市(吹上浜)の特産品です。鳥取市の市花はラッキョウの花だそうです。
✿そうめん薬味に、ラッキョウは?✿
「ラッキョウを小さく刻んで薬味にしてごらん、美味しいよ」と教わりました。
なるほど美味しいのです。夫は好まないようですが、あの酸味と辛さがほどよいパンチ力となりなくてはならないものになりました。
●ミョウガ
ショウガ科ショウガ属の多年草。
原産地は東アジア(温帯地方)
3世紀に書かれた「魏志偉人伝」に登場するほど日本では歴史が古いミョウガですが、野菜として栽培しているのは日本だけといわれているそうです。
ミョウガにまつわる話で、
「ミョウガを食べると馬鹿になる」があります。
とんでもありません!
その事実は、「お釈迦様の弟子の周利槃特(しゅりはんどく)という人は物忘れの名人だったそうです。その周利槃特は自分の名前も覚えられなくて、自分の名前を書いた札(茗荷)をいつも首にぶら下げていたそうです。彼が亡くなったあとお墓から生えてきた植物のことを、「茗荷(ミョウガ)」と名付けられました。
彼の墓から生えてきたので、「食べると馬鹿になる」という話が生まれたと言われtいるのだそうです。
しかし、香り豊かなミョウガには、ビタミン・ミネラルを含んでいて食欲や血行促進効果があるといわれています。
以上がわたしんちの「そうめん薬味」です。
その他、ゴマ、大根おろし、海苔など工夫して、夏、そうめんを楽しみたいと思っています。皆様の素敵な薬味がおありでしたら教えてくださいネ(^_-)-☆