田辺聖子さんの本は、私の心の癒し♡♥♡
気持ちがざわざわしている時には~!
専業主婦になって4半世紀、その前から言えば半世紀以上主婦業をやってきました。
「主婦の鑑(かがみ)」とは言えませんが、人並みのことはできているつもりです。
まあ、人間長く生きていますと、歌の文句ではないですが、「人生いろいろ」ございまして、たまには何もかもがいやになるときもあるのです。
幸いに、忘れっぽい性格ですので数時間もすれば、何を怒っていたのか?何がイヤだったのかをついウッカリ忘れてしまう。そんな特技を持ち合わせていますので、日々をケラケラと笑って過ごせているのだと、自分の性格に感謝しています。
とは、言え、人の気持ちはそんなに単純なものではない、忘れてしまえるものと、そうでないものがあるのです。まことにビミョウなのです。
そんなとき、そうなんです!
今日もちょこっとそのようなときがありました。
原因は何ということもないのですが~。
ブラリと散歩に出掛けて、3歩ではなく1000歩ほど歩いてきました。梅雨の晴れ間のお日様の暑いこと!汗を掻きながら、すでにそのあたりで何故こんなに暑い中を歩いているのだろう?でした。
帰宅して、「オジサン」という名の夫が2階の書斎に上がっていることを確認!
冷たい「Welch's ぶどう1房分のポリフェノール」をグビグビ飲んで~一休みです。
すぐにパソコンを開く気になれず、
「そうだ、こんな日には田辺聖子さん!」と本棚から数冊の本を取り出しました。
田辺聖子さんは、若い時代から大好きでした。
軽やかな大阪弁での会話調の文章、ハイミスとオジサマの恋物語、エッセイには「かもかのおっちゃん」であるご主人や、宮本輝さん、司馬遼太郎さん、小松左京さん、筒井康隆さんたちとの交流なども書かれていて夢中で読みました。私んちの書棚には田辺聖子さんの著書が100冊以上並んでいます。
軽やかで楽しい文章ですが、何度も何度も推敲に推敲を重ねていらっしゃると知り、ますますファンになりました。
(これはほんの1部です)
ですが、ある日突然、訃報のニュースでした!
本当に残念で悲しい想いをしました。
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「作家の田辺聖子さん死去 91歳 文化勲章受章
2019.06.10(朝日新聞デジタル)
「人生の機微をすくい取った恋愛小説や、ユーモアにあふれたエッセーで人気を集めた文化勲章受章者の作家、田辺聖子(たなべ・せいこ)さんが、6日午後1時28分、総胆管結石による胆管炎のため、神戸市内の病院で死去した。91歳だった。通夜・密葬は親族で営まれた。喪主は、弟の田辺聰(あきら)さん。後日、東京と大阪でそれぞれお別れの会を開く予定。」
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の記事です。
大変恥ずかしながら、身の程知らず~なのですが田辺聖子さんに憧れて、福岡から大阪、神戸、阪急電鉄沿線へ何度も行き、田辺聖子さんが住んでいらっした伊丹市までも、当時中学生~高校生だった娘と出掛けました。
余談ですが、そのせいもあり娘は阪急沿線の私大へ入学しました。
そして、私はエッセイ教室へ通うようになり、下手な文章を書いては先生からお小言をいただいていました。いまだに文章力は一向に上がらずです (´;ω;`)ウッ…が
そのような関係から、一度だけ田辺聖子さんの講演をお聞きする機会に恵まれ、
その上に直接言葉を交わさせていただくことも出来たのです!
もう、緊張などしている暇はないわ!という感じでドキドキしながらお話を伺いました。ほんの二言三言でしたが、貴重な体験、宝物をいただきました。
田辺聖子さんの著書を手に取りながら、そのようなことに想いをめぐらしていました。
それだけで、心が癒されるのです。
田辺聖子さんの受賞歴
(Wikipediaより)
文学賞
●1956年 【虹】で大阪市民文芸賞
●1964年 【感傷旅行】で第50回芥川
●1987年 【花衣ぬぐやまつわる・・・わが愛の杉田久女】で女流文学賞
●1993年 【ひねくれ一茶】で吉川栄治文学賞
●1994年 第4回菊池寛賞
●1998年 【道頓堀の雨に別れて来なり 川柳 岸本水府とその時代】
で第26回読売文学賞(評論・伝記賞)
●1999年 【道頓堀の雨に別れて来なり 川柳 岸本水府とその時代】
で第50回読売文学賞(評論・伝記賞)
●2003年 【姥ざかりの花の旅傘】 で第8回蓮如賞
●2007年 2006年度朝日賞
栄典
●1995年 紫綬褒章
●2000年 文化功労章
●2008年 文化勲章
名誉市民
●2009年 伊丹市名誉市民
数えきれないえほどのお作品を遺され、数多くの名誉な賞を受賞されています。
Wikipediaから写させていただきながら、今さらのように田辺聖子さんのご功績を称え、たくさんの著書を読ませたいただいたことに心から感謝をいたします。
改めてご冥福をお祈りいたします。