【ケロリン桶】知らなかった!『すみっコぐらし』とコラボも…?
アニメコラボがSNSで話題、注目の「ケロリン桶」
何気なく閲覧していたYahoo news で見つけた記事です。
注目のケロリン桶?初めて眼にする文字、そして耳にするのも初めて!
ウワッ、私って遅れてる~!かなりショックを受けながら記事を読みました。
「ケロリン」と書かれた黄色い風呂桶が、銭湯や温泉に必ずと言っていいほど置かれていたそうです。さきごろ、『すみっコぐらし』のデザイン起用した「ケロリン桶」がSNSで話題になっているそうです。銭湯にはなじみのない若者のなかには、人気アニメ『すみっコぐらし』とコラボで初めて知った人が多いでしょう。
【ケロリン】とは、
「ケロリン」は富山めぐみ製薬が製造販売をする、漢方風の解熱鎮痛剤。
痛み止め成分のアスピリンは胃の粘膜を傷つけることがあるが、ケロリンは桂皮が入っていて胃の粘膜を保護していたそうです。ケロリン販売当初は、アスピリンなどの西洋医学には抵抗があったようですが、桂皮(シナモン)の香りのおかげで漢方に近いイメージで人気になりました。大正14年(1925年)の発売以来、変わらない処方の「解熱剤・ケロリン」は我が家の常備薬として親しまれてきました。
「ケロリン」の文字が風呂桶に印刷されたのは、前回の五輪前年の昭和38年(1964年)のことです。それまで銭湯では木製の風呂桶が主流でしたが、衛生面、耐久面から徐々にプラスチック製に変えようという流れになりました。
そのころ、当時の広告代理店がプラスチックの桶に広告(商品名)を載せて販売しようと思いついてスポンサー探しをして辿りついたのが「内外薬品」でした。
当時はお風呂のない家庭が多かったために、1日の疲れを癒す銭湯は最高の広告効果がある場所でした。『ケロリン桶』だけでなく、痛み止め「ケロリン」の知名度も高くなり、多くの薬局が取り扱ってくれるようになりました。
【風呂桶に広告】の成功でした!
ケロリン桶の人気
銭湯に通った世代にはノスタルジック、銭湯を知らない世代にはレトロチックで可愛いと評判で、銭湯が年々少なくなっているにも関わらず、ケロリン桶は増加し続けて販売個数を維持しているそうです。
1963年の製造開始から現在まで、年間5~6万の出荷数に変化はなく、すぐに壊れるものではないため、国内に現存するケロリン桶は、2021年現在で約300万個あると推測されているそうです。
今まで、ケロリン桶を使用していなかったスパやスーパー銭湯、サウナも多くありましたが、SNSなどでコラボが話題になり、改めて注目されるようになりました。
また、ケロリン桶には、関東用と関西用のサイズの異なる2種類があります。
関西では浴槽から桶で湯を汲んで掛け湯をするという銭湯文化があります。「お湯を入れると重くなり過ぎる」から、だそうです。
解熱鎮痛剤としての「ケロリン」というネーミングもユニークですが、風呂桶に広告、商品名を入れての宣伝、そしてアニメとのコラボというアイデイアはスゴイですね。
疑問
富山めぐみ製薬なのに、なぜケロリン桶に、「内外薬品」と書かれているの?
その理由
富山めぐみ製薬株式会社(とやまめぐみせいやく)は、
富山県富山市に本社をおく製薬メーカー。
代表的商品に、鎮痛剤のケロリンがある。
内外薬品株式会社(ないがいやくひん)が広貫堂、大協薬品工業とともに設立した会社で、2018年4月1日、内外薬品のすべての事業を承諾した。
【出典;フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』】
以上です。
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