赤いバラのお喋りブログ

日々の出来事、季節の移り変わりをちょこっと斜めにみながら、お得情報をお伝えしたいと思います。よろしくお願い致します。

花ちゃんという私の親友

親友のひとりに花ちゃんという幼馴染がいます。

花ちゃんは私んちからそんなに離れていない小学校の東側にある精米屋の娘でした。
6人兄弟姉妹の4番目、賑やかな家庭環境で育った明るい女の子でした。
私は雑貨屋の娘、1人っ子で両親と早く別れて祖父母と、祖父の姉に当たるおばあさんと4人暮らしでした。

小学校2年生の頃、同じクラスの花ちゃんはあってはならない差別で、ある意味いじめを受けていました。そして、私は両親がいないことを理由にいじめを受けていました。当時のいじめは現在のような陰険さはなく、子供っぽい言葉で悪口をはやし立てるほどのものでしたが、当人にとってはやはり辛くて口惜しいものでした。m(T T;)m

花ちゃんには二つ上にお兄さんがいて、花ちゃんが悪口を言っていじめられているのを聴きつけては助けにきていました。1人っ子の私には助けてくれるお兄さんもお姉さんもいませんでしたので、その頃から独りで頑張って生きていかなければ!などと、そんなに大げさではないですが感じていました。

 

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レンゲ畑や菜の花畑で泣いていたこともあったっけ(>_<)

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泣かされるのはいつも花ちゃんと私。
家も近くて、精米屋の花ちゃんのお父さんは雑貨屋の祖父の店に来てよく話し込んでいました。商売の話や国の政治の話など時々大声になったり、笑い声を上げたりしながら楽しんでいました。花ちゃんのお母さんも親しい友達がいなかったようで、祖母のところへ来て世間話や子供のことなどを話していました。
私と花ちゃんはそういうきっかけから仲良しになりました。高校は違っていましたが私んちに泊りに来たり、一緒に遊びに行ったりと仲良くしていました。高校を卒業してまもなく花ちゃんは大阪の材木問屋さんへお嫁に行きました。花ちゃんのお母さんは、良いところにお嫁入りできたと喜んでおられたそうです。
その間、私は元山一證券に勤務して4年目に、今のオジサンにちょこっと甘い言葉を掛けられて結婚しました。お互いにお里帰りを合わせて、近くの小学校の校庭で日暮れまでお喋りをしていました。天神山のてっぺんからお日様が消えて行く頃に、「じゃ、また明日ネ!」と別れて、また翌日~お喋りをするのです。

 

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ブランコに乗ったり、鉄棒にぶら下がったり~

 

 

 

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それから数年後に祖父が亡くなり、花ちゃんのお父さんが亡くなり、少しづつ私たち二人の生活にも変化が表れてきました。手紙の遣り取りも疎遠になり、いつしか音信不通となりました。
そして、お互いに人生の試練を耐える十数年間を過ごしました。私は独り住まいが厳しくなった祖母を我が家の近くに一軒家を借りて住まわせたり、実家の処分をしたりと辛い時期を過ごしました。一方では姑の入退院の繰り返しの世話をしたり、そのうちに祖母の認知症と食道に癌が発見されて入院したりで銀行勤務をしながら二人の病院を掛け持ちして、人生で一番頑張った時期でもありました。祖母の認知症は実家を離れて私たちの近くへ呼んだのが原因ではないかと後悔しました。


そんなときに、どうしても花ちゃんに会いたくなり、私の方から電話で連絡をして、大阪に住んでいる花ちゃんと会う機会を持ちました。私が大阪まで行き、大阪梅田の新阪急ホテルで十数年ぶりの再会をしました。胸が高まりましたヮクd(*^0^*)dヮク
ですが、その時になると懐かしく感動的な再会にも関わらず、それほどの感動を得なかったのが不思議。昔のまんまの花ちゃんとケイコちゃんでした。

花ちゃんは、嫁入り先の材木屋が倒産してご主人に愛人が出来て、という二重の不幸に遭遇して離婚したという成り行きを、冗談を交えながらコミカルに大阪弁で話してくれました。その明るさに救われました♡❤♡
花ちゃんは相変わらず強いなあ!」
「ケイコちゃんもよう頑張ったなあ、子供のころのようにメソメソ泣いてたら生きていかれへんもんな」と泣き虫時代の私を思い出すよ、と大笑いしました。
花ちゃんも私も明るくて強いオバサンになっていたのです。

 

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笑うと幸せになれます❤ まわりの人も幸せに!(*^ヮ^*)


今は、さいたま市で息子さんと同居でのんきに暮らしています。私が上京する度に、首都圏に住んでいる幼馴染のひろしくん、まさおくん、としこちゃんに声を掛けて仕切屋花ちゃんが歓迎会をしてくれます。ここのところ、コロナ禍で上京の機会をなくしていますが、またそのうちに上京しようかしらと希望を持っています。

いつしか年を経て、お互いに足腰、首肩など痛い話が多くなりましたが、死ぬほどのことはないから、と前向きな花ちゃんと、足腰・首肩が痛くても痛いのは生きている証だと生来のんびり屋の私、折角生まれてきたんやから、長生きして元をとらな!と言い合っています。
先日も、「うちの犬がな、電話せえ言うねん」と笑いながらの電話がありました。
私も、「おなかの虫がね、電話せな、って言うとよ」と負けずに言い、電話で爆笑

真の親友、花ちゃん!
いつもありがとうネッ!
100歳超えしようネッ(^_-)-☆

 

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いつもお読みいただき有難うございます。
笑顔が一番だとしみじみ実感しています(*^-^)ニコ
幸せなお時間をお過ごしください。

 



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笑ってるつもりにゃんよ (=^・・^=)

 

 

 

 

 

 

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