お彼岸と中秋の名月
この二つの言葉だけですっかり秋を感じます。
雑草が伸び放題の荒れた庭の片隅でひっそりと咲いていた彼岸花もしおれていました。
真っ青な秋空に浮かんでいる雲も何故だか優しく感じます。
だけど日中は夏さながらの暑さに、「なごり汗💦」を掻きました。
貫禄十分な電信柱とふんわり雲は仲良しこよし♡❤♡
私んちのハナミズキ、まさか紅葉?
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9月20日には彼岸の入りを迎えていますのに、お仏壇のお花もお供えも用意出来ていないことに焦り、今日はスーパーまでオジサン(夫)に車を出してもらいました。
いつものことながら、何か行事(盆・正月、春秋のお彼岸など)の時のお花の価格急上昇にはビックリです。黄色と白の少しだけ大き目の菊の花と小菊がちょこっと!で税込み600円近いのには改めて値札を見なおしました。ですが、ここでお花代をケチるわけにはいきません。
コロナ禍のこともあり、遠いお墓にお参りが出来ていませんので、何かの行事のときには奮発するのです。今日も頑張って大きな白菊とリンドウ、真っ赤な小菊を加えてまずは立派なお供え花になりました。
我が家は、婚家の両親がキリスト教、私の実家が仏教ですのでお仏壇とイエス様の両方を祀っています。喧嘩のないように平等なお花とお供えをするのが鉄則?なのです。
故郷のボーイフレンドから届いたシャインマスカットも!
定番のおはぎと桜餅(お姑さんが大好きでした)
お彼岸とは、
「彼岸」はサンスクリット語の「波羅蜜多」からきたものと言われ、煩悩と迷いの世界である「此岸(しがん)」にある者が「六波羅蜜」(ろくはらみつ)の修行をすることで「悟りの世界」すなわち「彼岸(ひがん)」の境地へ到達することができるというものです。
太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日、計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様の供養をすることで極楽浄土へいくことが出来ると考えられていたのです。
お彼岸にすること
✿お仏壇、仏具の掃除
✿お墓の掃除
✿供花やお供え
(果物・菓子・精進料理)
●春は牡丹にちなんで牡丹餅
●秋は萩にちなんでおはぎ
お供えにはおはぎとお饅頭です。買い物から帰宅して早速お花の取り換えとおはぎと饅頭を平等にお供えしました。
仏壇にロウソクを灯して線香に火を付けて、子供のころに聞き覚えたお経を唱えます。
朝夕祖父母が仏壇にお参りしていました。その度に唱えるお経を聴きおぼえたのです。意味不明のお経です。ですが無心にひとしきり唱えて、最後に鐘を鳴らすことで心が清められたような、優しい気持ちになるから不思議です。
子供たちが帰省してお仏壇で拝む度に言います。
「何でマッチなの?チャッカマンにすればいいのに~」と。
ちょっとマッチ❗️そうなんですが、お仏壇にはやはりマッチなんです。子供の頃に見ていた祖父母がお仏壇の前で、「カシャッ、カシャッ」とマッチを擦る音!好きだったんです。早くマッチを使えるようになりたい、と思っていたのです。
何度も、「カシャッ、カシャッ」のあとようやくロウソクに灯が点くのです。
ですが、今のマッチは一度で点火します。そしてマッチ1本が、アッという間に燃え尽きてしまうのです。ノロマな私は左右の燭台に点火する前にマッチが燃え尽き指を焦がしそうになり焦ることが度々です。
マッチ一本火の用心!ですね!
こんなに1本のマッチの寿命が短ければ、あのアンデルセンの童話の、「マッチ売りの少女」はマッチで温まることができなかったのでは、遠い昔の物語で良かった!などと想いに耽ってしまいます。
マッチが売れなくて、寒さに震える可哀想な少女(´;ェ;`)ウゥ
(フリーイラストより)
火の用心のために普段は短くて小さなロウソク、線香も短いのを使っていますが、「何かの時」には大きなロウソク、長い線香を焚いてお経を唱えます。あちらの祖父母たちはきっと、「お経の意味が分からんぞ」と笑っていることでしょう。
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余談ですが~。
✿マッチ売りの少女とは、
ハンス・クリスチャン・アンデルセンの創作童話の一つです
✿アンデルセンとは、
●ハンス・クリスチャン・アンデルセン
●誕生 1805年4月2日
●死没 1875年8月4日(70歳)
●出身地 デンマーク
●学歴 コペンハーゲン大学
●デンマークの代表的童話作家、詩人
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そして、
9月21日は、秋の風物詩「中秋の名月」
8年ぶりに満月と重なるため、今年2021年はマンマルの名月を眺めることができる(できた)そうです。
ですが、福岡地方は夕方から雲が多くなり、ずーっと厚い雲に覆われていて、雲間からさえお月様をみることができませんでした。
プロ野球中継(読売ジャイアンツ;広島戦)で中秋の名月の中継(?)があり中秋の名月を映像で見ることができました。とっても美しい映像でした。しかし、残念ながら、読売ジャイアンツは敗けちゃいました(w_-; ウゥ・・
夜も更けてきましたが、やはり空は暗く雲に覆われています。
あしたこそ、「十六夜」のお月さまにお目に掛かれそうな天気予報 o(*^▽^*)o~♪
お読みいただきまして有難うございます。
今日も一日、晴れやかなお気持ちでお過ごし下さいますように”+。(o・ω-人)・.。*
よく晴れた秋そらは気持ちいいニャ 十六夜月OK(=^・^=)