赤いバラのお喋りブログ

日々の出来事、季節の移り変わりをちょこっと斜めにみながら、お得情報をお伝えしたいと思います。よろしくお願い致します。

記憶・人それぞれ

食後の会話で噛みあわない夫婦の記憶!

新型コロナウイルスのせいでもないのですが、家にいることの多くなったオジサン(夫)との会話が増えたような気がします。と言うか、なるべく会話をするようにしていると言った方がいいのかもしれません。

80歳を過ぎたころから、ふと物忘れをして慌ててそれを隠そうとしていることに気付き、ああ!オジサンがオジイサンにになったのだな、と、自分もオバサンからオバアサンに自動的変身を遂げていることを忘れて思うのです。

私は、よく独りごとを言いながら、家事をしたりパソコンしたりしていますし、たまには友達と電話でお喋りをしていますが、オジサンは仕事以外のことで電話はしないようですし、出掛けないときは私以外に話す相手もいません。
認知症を避けるためのお喋り、声を出して笑うことが一番だと決めています(勝手に)ので、オジサンと喋り、笑わせて(無理やり)います。

最近は食後の会話ではオリンピック、コロナ禍プロ野球の話題で盛り上がりますが、意見の合わないこともあり口論から夫婦喧嘩に移行することもシバシバあります。

そんな時、子供たちが幼かったころの話題に変えるのが得策だと思います。
あの頃、家族で〇〇ヘ行ったときに、MクンとAチャンが~と話してもオジサンはちっとも覚えていないのです。〇〇へ行ったことすら忘れていて話が噛みあいません。当然、結婚前に遊びに行った場所などすっかり記憶から消え去っています。

 

f:id:akaibara11:20210812041808j:plain

孫娘の七五三にお参りした鎌倉 鶴岡八幡宮

f:id:akaibara11:20210812033007j:plain

娘が夏休み帰省の時に行った佐賀波戸岬

f:id:akaibara11:20210812034127j:plain

帰りに立ち寄った唐津シーサイドホテルのラウンジで♥ 

 

記憶にあるでしょうか?


「ほら、福山から鞆の浦へ行った時~~~に、ねえ!」

私は鞆の浦に行ったことはないっ!誰かと勘違いしてるだろっ!
そんなこともあります。

私は、楽しかったことは何度も、何度も思い出して二度も三度もそれ以上楽しみを繰り返します。そのせいか日付や印象に残った人の洋服まで思い出します。
「娘がやっと覚えた漢字、『御幸』という字の御幸町を見て、得意そうに言ったのです。「お母さん、このまちっていいね。おしあわせなまちだね」御幸町みゆきちょう)と読みます。その時は家族で大爆笑し、難しい漢字をよく覚えたね、の会話で盛り上がりました。そんなことなど全く記憶にゴザイマセンです。

当然、子供たちの入学式や卒業式のことなど記憶にあるわけはないのです。
そのうちに子供たちや孫娘の名前さえ忘れるのではと、「テスト」しました!
しかし!そこまでのも記憶はシッカリあり、「馬鹿にするな!」と怒っていました。
私には楽しかった記憶がたくさんあります。記憶の引き出しがいっぱいです。

f:id:akaibara11:20210812041211j:plain

娘と一緒に行ったサンフランシスコ支庁 
  この後転びました(´;ω;`)ウッ…

f:id:akaibara11:20210812045231j:plain

娘と一緒に行った神社ですが記憶にないのです(´;ω;`)ウ

 

f:id:akaibara11:20210812043058j:plain

カナダ  ビクトリアのブッチャードガーデン

 

 

f:id:akaibara11:20210812041554j:plain

ベルギー ブルージュ(だったような?)

 

古いパソコン画像を開いてみますと、記憶にないものがいくつかありました。
数十年昔の写真ですので、はっきりしない記憶も。

 

f:id:akaibara11:20210710024546p:plain


時々、ソーッと引き出しを開けて、オジサンよりも好きになった人のことなどを思い出してドキドキしたり、祖父母との会話を思い出して泣きそうになったり、友達とガイドなしで行った外国の国々のこと、娘と行ったサンフランシスコで転んで頬をすりむいたことや温泉旅行のことを思い出したりするのです。とっても幸せな時間に思えます。
ですが、ふっと我に返ったときの寂しさはあるのですが。

昔ばなしをするとき、オジサンの話にいつも登場するのが、海外出張をしていた頃の話です。美術館関係の仕事をしていたオジサンは主にヨーロッパ中心に出張していましたから、そんな話をポツポツと思い出しながら、ちょっと得意気に話すのです。過去の栄光なのでしょうか?何度も聞き飽きた、って思いつつ相づちを打ちながら聞いています。また、絵画のことや作家さんのことなど年代を交えてまるで講演をしているかのように話します。(ヨウ、オボエトーネー!)

オジサンは仕事に関する記憶は確かなのです。私生活の方の記憶の起き場所が足りなかったのでしょうか?
私の記憶はほとんどが私生活ですから、起き場所が十分あったのでしょう。



【興味深い記事がありました】

●〇● ●○● ●○●
□■記憶の過程には記銘、保持、想起、忘却があります■□
記憶の過程は、まず覚えることから始まります。
□記銘とは、情報を得ることです。
□保持とは、次の情報を保持しておく過程を呼びます。
□想起とは、次の情報を思い出す過程(再生、再認、再構成の形式あり)を呼びます。
□忘却とは、最後の過程です。

記憶の忘却は非常に重要な働き!
人間の記憶容量には限界があり、記憶が決して忘れないものならば、いつか人間は新しいことを記憶できなくなってしまいます。しかし、現実には記憶を忘却するので半永久的に新しい記憶を手にいれることができます。

■そのカニズムには諸説あります。
□減衰説 :時間の経過とともに失われていく記憶。
□干渉説 :他の記憶によって失われていく記憶。
□検索失敗説 :記憶が失われたものではなく、記憶にアクセスできなくなるだけ。
(記憶の概要|三京房 心理学事典より)
●〇● ●○● ●○●

とっても興味深く思いました。
「忘れたっていいのです!」良い言い訳になりそうですが~。
ですが、大切な思い出はいつまでも引き出しに仕舞っておきたいものです。

辛かったこと、悲しかったこと、口惜しかったことを殆ど思い出さないことも、記憶のメカニズムによるものなのでしょうか?


♡♥♡ ♡♥♡ ♡♥♡
人生いろいろあったけどサ!
良いことだけを記憶してサ!
明るく、楽しく、元気よく、前向いて歩いていきたいですね!
♡♥♡ ♡♥♡ ♡♥♡


f:id:akaibara11:20210703030244j:plain

転ばぬように前向き歩くのが一番いいニャ(=^・・^=)

今日も良い一日をおすごしくださいませ♥♡♥